まずは、伊豆の国市にある「願成就院」を見学です。
−正式名称【高野山 真言宗 天守君山 願成就院】−
このお寺には、寺宝として国宝指定の仏像5体
(全て運慶作)が保有されています。
願成就院外観
仏像の作者『運慶』は平安時代末期、鎌倉時代初期に
活動した仏師です。以下5体の作品が、2013年に
国宝に指定されました。
・阿弥陀如来坐像 ・毘沙門天立像 ・不動明王立像
・矜羯羅童子像 ・制吒迦童子像
仏像のある本堂では、ご住職さん自らご説明を
して下さり、お寺の歴史や仏像についてのお話を
お聞きすることが出来ました。
穏やかで温かい口調のご住職さんのお話は、
とても心地よかったです。
願成就院は、北条政子の父北条時政公が建立。
願成就院の境内には、北条時政公と足利茶々丸公
の墓所があり、菩提寺となっています。
源頼朝公旗揚げの地、また北条氏の本拠地でもあったこの地は
まさに鎌倉幕府草創の地であります。
“願成就院公式ホームページ”より抜粋
願成就院を後にして、次はお食事です。
今回は、「ひょうたん寿司」というお寿司屋さんで
【板長おまかせ寿司】を頂きました。
趣のある外観
板長おまかせ寿司(茶碗蒸し、味噌汁付き)
おまかせ寿司は、その日に仕入れた新鮮なネタを、
板長さんが厳選して握ってくれます。
シャリは少し大きめ。茶碗蒸・味噌汁が付いて
お得なメニューです
美味しくいただきました
次に向かったのは、韮山反射炉です。
去年の12月にガイダンスセンターがオープンし、
そこを通って入場する様になっていました。
反射炉ガイダンスセンター外観
ガイダンスセンターの中は、臼砲や銃剣柵の実物展示や
韮山反射炉の変遷を示す写真、時代背景のわかる年表
等が展示されています。
また、縦5m・横10mの巨大スクリーンがあり、
操業当時の大砲鋳造を、臨場感あふれる立体映像で
見ることが出来きます。(映像ホール)
映像である程度の知識を得てから、
実物を見学するため、この後のガイドさんの
説明がとてもわかりやすく感じました。
緑のシャツを着た方が、ガイドの「斉藤さん」です。
5人ほどガイドさんがいらっしゃるそうですが、
斉藤さんは子供のころから地元にお住まいで、
ここに展示されているレプリカの大砲に乗って
遊んでいたそうです
説明が分かりやすく、物凄ーく面白かったです
斉藤さんのお話の中に反射炉の建造に取り組んだ
「江川英龍」(韮山での通称は 坦庵公―たんなんこう―)
さんの名前が多く出てきました。
坦庵公さんは、35歳で代官職を継ぎ、施政の公正に努め
農地の改良を行ったそうです。
種痘技術〔痘瘡(天然痘)の予防接種〕が伝われば
積極的に領民に接種を推進するなど、領民を思う英龍さんを
「世直し江川大明神」と呼び敬愛したとの事。
韮山反射炉の他に、品川台場(お台場)や
のちの関口製造所の原型となる「湯島大小砲鋳立場」
なども、坦庵公さんにより築造、設立された,,,など
斉藤さんは楽しそうに話してくださいました。
何よりビックリしたのは、
「気をつけ!・右向け右!・回れ右!」などの掛け声を
考えたのも、また日本で初めて「パン」を焼いたのも、
この坦庵公さんだった という事です。
江川家36代当主 江川英龍(坦庵公)
売店では当時を再現した日本初の「パン」を販売
していました。硬いです。本当に硬いです。🍞
反射炉を出発するころ、空がどんよりしてきました。
見学中は雨が降ることもなく楽しく見学出来て
本当に良かったです
帰りは「東京ラスク」で休憩をとり帰館しました。
無料のドリンクバーがあって嬉しかったです
少し長い時間でしたが、今日も楽しい一日でした
また、反射炉に行くことがあれば、もう一度、
「斉藤さん」にガイドして頂きたいと、強く願います。
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